TL;DR: 意思決定パイプラインが仕える JTBD の候補を起案した。承認済みは DPJ-001 の 1 本。本ページは未承認の候補 3 本を 3 軸テストで仕分けたたたき台。 状態: 未承認。承認済み一覧は _builder_jtbd_list.md が大元。本ページは候補の検討段階。 入力: RQ-086 landscape / ADR-0043 3 軸テスト / ADR-0113 Decide-Corpus IA / MVP exit 基準。 起案日: 2026-06-15。

1. 結論(いくつあるか)

数え方で本数が変わる。3 通りを示す。

  • RQ-086 が landscape で出した素の候補は 3 本。セグメント別でソロ・チーム/SaaS・汎用ナレッジワーカー。
  • 現スコープのソロ作り手向けの候補は 5 本。うち承認済みは DPJ-001 の 1 本、新規候補が C1〜C4 の 4 本。
  • 将来と別セグメントまで含めた全体は 7 本。

本起案の主軸は「現スコープで 5 本」。内訳は承認済み 1 本 + 新規候補 4 本。 最上流の C4「起案ドラフトの足場化」は、書き手が founder からジュニアに変わる移行で顕在化した空白。起案の質を起案者の暗黙知に依存させない仕組みを指す。

2. なぜライフサイクルで割るか

意思決定は 着想・起案ドラフト化 → 下す → 記録 → 想起 → 棚卸し → ふりかえり の順に進む。 DPJ-001 は「下す + 記録」を担う。 その前後の段階が新規候補になる。最上流の「起案ドラフト化」が C4、それ以降が C1〜C3。

3. 候補一覧(3 軸テスト判定付き)

正式採番は承認時に確定する。番号の先取りを避けるため、候補は暫定ラベル C1〜C4 を用いる。

候補JTBD の一連フロー由来 (RQ-086)ゴール軸時間軸 1h〜3 営業日役割軸判定
DPJ-001意思決定を下して記録する既承認✅ Accepted 確定✅ 一連で〜数営業日✅ 単独承認済み
C1過去決定の想起と再利用。矛盾と重複を避け一貫した判断をする§2 memory 消費側 / §4 grep 想起 / ADR-0113 Corpus△ 発見と反映△ 単発は sub-step。棚卸し・監査照会は PASS✅ 単独独立候補。線引き要裁定
C2未決の棚卸しと滞留解消。Proposed を貯めない§4 / ADR-0113 滞留検知 / Cross-Val escalate✅ 月次レビュー完了✅ 数十分〜✅ 単独本命候補。運用 JTBD
C3決定の結果ふりかえり。撤退条件の発火と想定差を学習に戻す§4 outcome feedback 未対応△ 評価の記録✗→△ 結果は数週〜数ヶ月先。四半期セッションで框組めば PASS✅ 単独将来候補。MVP 外明示済
C4起案ドラフトの足場化。起案者の暗黙知に依存せず、ジュニアでも審査を通る起案を書ける§4 making 誘導が薄い / §5 上流 option・ドラフト化 / ADR-0113 Compose・§5.3 Jr✅ 審査に出せるドラフト完成✅ 数十分〜数時間✗→◎ ジュニア単独で書けること自体がゴール。現状は founder 依存新規候補。最上流 Compose 段・組織拡大の土台

4. スコープ外(別セグメント・将来 SaaS)

  • ソロ→チームへのスケールと合意形成。由来は §2 alignment / §3 team / §4 scale path。ADR-0113 で Non-Goal。MVP exit でスコープアウト。将来 SaaS 化時に再点検する。
  • 汎用ナレッジワーカーの選択肢比較。由来は §2 quality / §3 汎用。市場が最も曖昧。別セグメントで現製品の幹ではない。

5. sub-step として独立 JTBD 化しないもの

盲点潰しと代替案生成は DPJ-001 内部の sub-step。 triage・盲点検出・採点・採番と同じ立て付けになる。 別 JTBD に切ると重複になり、ADR-0043 が防ぐ失敗を踏む。

ただしこれは書き手 = founder を前提にした分類。 書き手 = ジュニアに変わると、暗黙知を外に出す足場が要るため、これは候補 C4 として一級 job に昇格する。 役割軸の実行者が変われば粒度判定も変わる、という ADR-0043 の考え方と整合する。

6. 起案メモ

  • C1 想起: ADR-0113 が Decide と Corpus を別画面にしている事実が独立 job 化を後押しする。ただし想起だけは数分で sub-step になる。想起 → 現判断への反映 → 矛盾回避 までを一連にして時間軸を満たす書き方が要る。ジュニアが起案を書く際の材料でもあり、C4 の足場に内包される。
  • C2 棚卸し: 3 軸すべて PASS 見込みで最も堅い。会計側の月次決算が運用的でも JTBD 認定される前例に倣える。意思決定の運用という隣接領域である点は明記する。
  • C3 ふりかえり: 差別化価値は最大だが現行 3 軸テストの時間軸で落ちやすい。ADR-0043 の Review After 2026-11-15 の軸見直しに合わせて再判定するのが順当。
  • C4 起案足場: 現状は founder の勘・経験則 + LLM 生出力をほぼそのまま使って起案している。書き手がジュニアに変わると前提が崩れる。審査(盲点検出・採点・レビュー)は書かれた物を採点する下流ゲートで、その上流の「ドラフトを作る」部分に仕組みが無い。外に出すべき暗黙知の中身は次アクションで詰める。

7. 次アクション

  • C2 を独立 JTBD 候補の本命として正式裁定にかける。
  • C1 を一連フローとして書き直し、時間軸を満たすか裁定する。
  • C3 は時間軸の框組みを直してから、または ADR-0043 Review After に合わせて再判定する。
  • C4 は「外部化すべき暗黙知は何か」を起案者と詰めてから、RQ または ADR で深掘りする。ジュニア入社 2026-10 が実装の現実的な締切。
  • 裁定で PASS した候補を _builder_jtbd_list.md の「承認済み JTBD」へ昇格し DPJ-NNN を採番する。

関連

  • 承認済み SSoT: ../../01_discovery/customer_insight/_builder_jtbd_list.md
  • RQ-086 意思決定 JTBD landscape: ../../../research/rq-086-decision-making-jtbd-landscape.md
  • ADR-0043 JTBD 粒度標準(3 軸テスト): ../../../adr/0043-establish-jtbd-granularity-definition-standard.md
  • ADR-0113 Decide/Corpus UI/IA: ../../../adr/0113-define-decision-pipeline-ui-ia.md
  • MVP exit 基準: ./mvp_exit_criteria.md