最終更新: 2026/06/22 18:56
MAS-305: インボイス制度の対応要件 — メタプロンプト
概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| RQ ID | MAS-305 |
| 関連案件 | MAS-089(消費税 税抜方式への切替え)/ MAS-161(OCR結果の手動補正アシスト) |
| 優先度 | 🔴 P1 |
| カテゴリ | 法制度・税務 |
| ステータス | ✅ Gemini Pro で確定プロンプト生成済 |
| 前提調査 | MAS-304 完了済(会計指針・決算仕訳・経過措置計算は対象外) |
目的
Gemini Pro に「Deep Research プロンプトそのものを設計させる」ためのメタプロンプト。出力結果は RQ-007_prompt.md として別途保存される。
本メタプロンプトの特徴: MAS-304 で既に調査完了した領域(中小企業会計指針 第24項・決算整理仕訳・経過措置の数値計算ロジック)を明示的に除外し、インボイス制度の運用面・データ管理面に集中させる。
利用フロー
- Gemini Pro に下記「メタプロンプト本文」を投入
- Gemini が設計した Deep Research プロンプトを
RQ-007_prompt.mdに保存 - Deep Research に投入し結果を
RQ-007_result.mdに保存 dev_mas-089/dev_mas-161の「人間が検討すべき事項」に✅ RQ-007 にて調査済を追記
メタプロンプト本文
あなたは日本のインボイス制度(適格請求書等保存方式)と消費税法に
極めて精通した「シニア税務コンサルタント 兼 会計システムアーキテクト」です。
私はこれから Gemini Deep Research に「ある調査依頼」を投げますが、
その**調査プロンプトそのものを設計**してほしいです。
## 背景情報
私は Google Apps Script で構築した中小企業向け会計システム
「BizLinkPartners 会計」を開発しています。本システムは小規模法人
(従業員 10〜50 名想定、設立 2 期目)向けで、近い将来 **免税事業者
から課税事業者へ移行**し、同時に **適格請求書発行事業者として登録**
する予定です。
これに伴い、案件 ID **S-17(消費税 税抜方式への切替え)** および
**I-17(OCR結果の手動補正アシスト)** で、システム全体に
インボイス制度対応を組み込む必要があります。
なお、**RQ-006(中小企業会計指針 第24項 消費税会計処理)の調査は完了済み**で、
その結果として以下が確定しています:
- 還付時は「未収消費税等」(流動資産)独立科目
- 仕訳ヘッダレベルで税率ごとに端数処理(明細行積上げは法令違反)
- 経過措置(80%→50%→0%)は取引日ベースで動的決定
- 控除不可分は元の経費科目に加算
したがって本 RQ-007 では、**RQ-006 でカバーされなかった
「インボイス制度の運用面の細部」** に焦点を絞ります。
## 調査が必要な事項(RQ-007)
以下を**信頼できる一次資料ベース**で確認したい:
1. **適格請求書発行事業者登録番号(T番号)の仕様**
- フォーマット(T + 13 桁の数字)と桁数チェックロジック
- チェックディジット計算式(あれば)
- 国税庁の **適格請求書発行事業者公表サイト** の API / Web スクレイピング可否
- 登録番号の有効性検証 API の利用可能性とレート制限
2. **軽減税率(8%)の判定基準**
- 軽減税率対象品目の網羅的リスト(食品 / 新聞 等)と除外品目
- 「飲食料品」と「酒類・外食・ケータリング」の境界線(一体資産・一括譲渡含む)
- 取引先(卸売 / 小売 / 飲食店)ごとに軽減税率該当頻度の典型パターン
3. **輸出免税・非課税取引の区別**
- 「免税」「非課税」「対象外(不課税)」の厳密な定義と仕訳上の区別
- 輸出取引の証憑要件(輸出許可書 等)と保管義務
- 国際電子サービス(リバースチャージ方式)の対象判定
4. **適格簡易請求書(簡易インボイス)の取扱い**
- 適用業種(小売・飲食・タクシー 等)と記載事項の差異
- システム上の自動生成テンプレート要件
5. **T 番号未記載・誤記載時の運用ルール**
- 取引先のうっかり未記載 / 誤記載のケースの対応
- 経過措置(80%/50%)適用の社内運用ルール
- 取引先が登録番号を取得した日付の遡及把握
6. **インボイス保存要件と電子帳簿保存法との関係**
- 受領インボイスのスキャナ保存要件
- 自社発行インボイスの控え保管義務
## あなたへの依頼
上記を Gemini Deep Research に投げる際の **最適なプロンプトを設計**
してください。次の要件を満たすこと:
- **情報源の優先順位を明示**:
国税庁(インボイス Q&A、適格請求書発行事業者公表サイトの仕様書)
/ e-Gov 法令検索(消費税法・軽減税率法)/ 中小企業庁 を一次資料とし、
税理士事務所のブログ等は参考扱い
- **網羅性チェックリスト**:
「以下の項目すべてに回答すること」形式で漏れを防ぐ
- **アウトプット構造を指定**:
- 概要(結論)
- **T 番号バリデーション仕様書**(フォーマット定義 + 検証ロジック疑似コード)
- **軽減税率判定マトリクス**(品目カテゴリ × 該当税率の表)
- **取引区分の判別フローチャート**(課税 / 免税 / 非課税 / 対象外 の意思決定フロー)
- 適格簡易請求書テンプレート要件
- T 番号未記載・誤記載時の運用 SOP
- 出典 URL リスト(国税庁公式)
- 顧問税理士向け追加質問リスト
- **RQ-006 との重複回避**:
既に RQ-006 で確定した「中小企業会計指針 第24項」「決算整理仕訳」
「経過措置の数値計算」は対象外。本 RQ は**運用面・データ管理面に集中**。
- **出力言語**: 日本語
- **想定読者**: 会計システム設計者
- **長さ**: A4 換算 5〜10 ページ程度
## 出力形式
以下の 2 つを返してください:
1. **設計した Deep Research プロンプト本文**(コピペで使える完成形)
2. **プロンプト設計の意図解説**(なぜそのキーワードを選んだか、
どこで RQ-006 との重複を回避しているか、どこで誤読を防いでいるか)
メタプロンプト設計の意図
| 工夫 | 効果 |
|---|---|
| MAS-304 既調査内容の明示的除外 | Gemini が同じ領域を再走しないよう制約。⚠️ 記号で強調 |
| 6 領域に明確分割 | T 番号 / 軽減税率 / 取引区分 / 簡易請求書 / 未記載運用 / 電帳法連携 |
| フローチャート・マトリクス・疑似コードを要求 | 実装直結性を確保 |
| 国税庁 API / スクレイピング可否を明記 | 自動化検討の判断材料を引き出す |
| MAS-161(OCR 補正アシスト)も関連案件として明示 | システム全体の接続点を認識させる |
関連ドキュメント
- research_questions.md — RQ 一覧
- RQ-007_prompt.md — Gemini Pro が本メタプロンプトから生成した Deep Research プロンプト
- RQ-006_result.md — 前提調査結果(本 RQ のスコープ外事項)
- dev_mas-089_consumption_tax_exclusive_method.md
- dev_mas-161_ocr_manual_correction_assist.md
変更履歴
| 日付 | 変更内容 |
|---|---|
| 2026-04-19 | 初版作成。MAS-304 完了を前提に、インボイス運用面に絞ったメタプロンプト |