概要

項目内容
RQ IDMAS-299
関連案件MAS-073(未払法人税等の適切な処理)/ MAS-137(未払法人税等の対話形式決算メニュー)
優先度🔴 P1
カテゴリ法制度・税務
ステータス🔍 未着手
想定情報源国税庁・地方税法・中小企業会計指針・日本税理士会連合会・税理士実務書
前提調査なし(独立調査)

目的

Gemini Pro に「Deep Research プロンプトそのものを設計させる」ためのメタプロンプト。出力結果は RQ-001_prompt.md として保存する。

MAS-073 / MAS-137 では「累進課税の概算計上」までは spec_corporate_tax.md で定義済みだが、確定申告後の確定額確定 → 仕訳・納付フロー は税理士慣行に依存する部分が多く、一次資料ベースで整理する必要がある。

利用フロー

  1. Gemini Pro に下記「メタプロンプト本文」を投入
  2. Gemini が設計した Deep Research プロンプトを RQ-001_prompt.md に保存
  3. Deep Research に投入し結果を RQ-001_result.md に保存
  4. dev_mas-073_corporate_tax_formal.md / dev_mas-137_corporate_tax_decision_menu.md の「人間が検討すべき事項」に ✅ RQ-001 にて調査済 を追記

メタプロンプト本文

あなたは日本の中小企業税務に極めて精通した「シニア税理士 兼 会計システムアーキテクト」です。
法人税・地方法人税・法人住民税・法人事業税の仕訳実務に詳しく、freee / マネーフォワード等の
SaaS 会計の挙動も把握しているものとします。

私はこれから Gemini Deep Research に「ある調査依頼」を投げますが、
その**調査プロンプトそのものを設計**してほしいです。

## 背景情報

私は Google Apps Script で構築した中小企業向け会計システム
「BizLinkPartners 会計」を開発しています。本システムは小規模法人
(従業員 10〜50 名想定、設立 2〜3 期目)向けで、近い将来
**免税事業者から課税事業者へ移行**し、同時に **法人税の確定申告**
を本格的に行うフェーズに入ります。

現在のシステムは「概算による期中の月次法人税等計上」までは
`spec_corporate_tax.md` に基づき実装済(累進課税の境界 800 万円・
地方税均等割・赤字期は均等割のみ計上、まで対応)。

これに対し、案件 ID **S-01(未払法人税等の適切な処理)** および
**S-65(未払法人税等の対話形式決算メニュー)** で、
**確定申告後の確定額反映と納付仕訳フロー** をシステム化したい。

## 調査が必要な事項(RQ-001)

開発に着手する前に、以下を**一次資料**ベースで確認したい:

1. **確定申告後の標準仕訳パターン**
   - 確定額が概算計上額と差異が出た場合の調整仕訳(追徴・還付)
   - 法人税 / 地方法人税 / 法人住民税(道府県民税・市町村民税)/ 法人事業税
     を **どこまでの粒度で分離計上** するのが実務標準か
     (4 科目分離 vs 「法人税等」一括 vs 国税 / 地方税の 2 分離)
   - 借方・貸方・金額算出式を表形式で全パターン網羅
2. **中間納付・予定納税の取扱**
   - 仮払法人税等(中間納付分)の決算時相殺の仕訳
   - 中間納付の要否判定基準(前期確定額 20 万円超など)
   - 予定申告 / 仮決算による中間申告の使い分け
3. **未払法人税等の B/S 計上と納付仕訳**
   - 決算日〜納付期限(決算日後 2 ヶ月)までの B/S 表示
   - 納付時の「未払法人税等 / 現預金」仕訳の標準
   - 還付発生時(仮払 > 確定額)の「未収還付法人税等」科目の使い分け
4. **設立初年度・変則決算の取扱**
   - 設立初年度の **9 ヶ月決算 / 7 ヶ月決算** 等で均等割の月割り計算
   - 設立初年度は中間申告不要などの特例
   - 期中の事業年度変更があった場合の処理
5. **別表四・別表五との連携**
   - 損金不算入項目(法人税本税・住民税・延滞税等)の別表四加算
   - 別表五(一)の利益積立金額への反映
   - 会計仕訳と税務調整の対応関係(システムでどこまで自動化できるか)
6. **freee / マネーフォワード 等の SaaS 会計での実装比較**
   - 同種 SaaS が「4 科目分離」「一括計上」「対話式入力」のどれを採用しているか
   - 中間納付の自動消し込み機能の有無

## あなたへの依頼

上記を Gemini Deep Research に投げる際の **最適なプロンプトを設計**してください。次の要件を満たすこと:

- **情報源の優先順位を明示**:
  - 一次資料: 国税庁 (`nta.go.jp`) / e-Gov 法令検索(法人税法・地方税法)/
    日本公認会計士協会「中小企業会計指針」/ 総務省(住民税・事業税)
  - 二次資料: 日本税理士会連合会 / 大手税理士法人の実務解説
  - 参考扱い: 個人税理士のブログ・SaaS ベンダーのヘルプ
- **網羅性チェックリスト**: 「以下すべてに回答すること」形式で漏れを防ぐ
- **アウトプット構造を指定**:
  - 概要(結論:4 科目分離 vs 一括の推奨)
  - **標準仕訳パターン表**(場面 × 借方 × 貸方 × 金額算出式)
    - 期中: 月次概算計上 / 中間納付
    - 期末: 確定額計上 / 概算との差額調整
    - 翌期: 納付 / 還付
  - **エッジケース表**(赤字期 / 還付ケース / 設立初年度 / 期中事業年度変更 / 中間申告省略)
  - **B/S 表示の対応関係**(仮払法人税等 / 未払法人税等 / 未収還付法人税等)
  - **別表四・別表五の調整パターン**(簡易版)
  - 中小企業会計指針・法人税法該当条文の出典 URL
  - **顧問税理士向け追加質問リスト**(システム実装前に最終確認すべき事項)
- **GAS 実装視点での追記要件**:
  - `Constants.TAX_RATES` に保持すべき税率構造の提案(国税 / 地方法人税 / 住民税法人税割 / 事業税所得割 / 均等割)
  - 「対話式決算メニュー」(S-65)でユーザーに尋ねるべき必須質問項目リスト
- **出力言語**: 日本語
- **想定読者**: 会計システム設計者(簿記 2 級レベル、税務専門家ではない)
- **長さ**: A4 換算 8〜12 ページ程度

## 出力形式

以下の 2 つを返してください:

1. **設計した Deep Research プロンプト本文**(コピペで使える完成形)
2. **プロンプト設計の意図解説**(なぜそのキーワードを選んだか、
   どこで誤読を防いでいるか、SaaS 比較を入れた理由 等)

メタプロンプト設計の意図

工夫効果
「シニア税理士 兼 会計システムアーキテクト」のロール税理士視点 + 実装視点の両方を引き出す
「freee / マネーフォワード等の SaaS 比較」を依頼業界標準パターンを把握し過剰設計を回避
「4 科目分離 vs 一括」を冒頭で明示この粒度判断が MAS-137 の対話式メニュー設計に直結するため最優先
別表四・別表五との連携を独立論点化「会計と税務の境界」を明示し、システムスコープの線引きを判断可能に
設立初年度の変則決算を独立論点化BizLP が 2〜3 期目で実害が出やすい論点を漏らさない
GAS 実装視点の追記要件Constants.TAX_RATES 構造を直接設計に落とせる出力を要求
顧問税理士向け追加質問リスト調査後に税理士へ確認すべき残論点を明示化

改善余地(v2 以降の検討)

  • 業種別の差異(事業税の外形標準課税対象法人 等)の追加
  • 電子申告(e-Tax / eLTAX)対応の業務フロー を追加
  • 延滞税・加算税の仕訳パターン(追徴発生時のサブケース)を追加

関連ドキュメント

変更履歴

日付変更内容
2026-04-20初版作成。Gemini Pro 向け 2 段階プロンプト方式の MAS-299 用メタプロンプトを保管